昨日も紹介したとおり、低レバレッジ長期スワップ運用は、
「仕事や家事で忙しく、トレードをする時間がない」
「自分のトレードスキルに自信がない」
「大きく負けるのは嫌! コツコツ堅実に利益を積み重ねたい」
と思っているあなたにピッタリの方法です。
早速、そのやり方を見ていきましょう。
低レバレッジ長期スワップ運用のやり方
通貨ペアの選び方
一般的に金利の低い通貨を売って、金利の高い通貨を買えば、スワップポイントを受け取れます。
例えば高金利通貨と低金利通貨の組み合わせの代表例である
- トルコリラ円
- メキシコペソ円
- 南アフリカランド円
などを買って保有していれば、それだけでスワップポイントの受け取りが可能です。
逆にこれらの通貨を売ると、金利差がマイナスとなり、スワップポイントを支払わなければなりません。
通貨ペアを見たとき、「左の通貨の金利が高いなら買い、右の通貨の金利が高いなら売り」です。
間違えないようにしましょう。
ちなみにスワップポイントは原則毎日受け取れますが、「土日の分は木曜日にもらえる」などFX会社独自のルールもあります。
自分のFX会社のルールは事前に確認しておきましょう。
取引量の決め方
前回も説明したとおり、毎日コツコツ稼ぐスワップ運用では「長く保有すること」が何より重要です。
資金不足に陥るリスクを抑えるためにも、取引量はレバレッジ1〜2倍になる量を推奨します。
トルコリラ円やメキシコペソ円など、日本円を含む通貨ペアでは、推奨取引量の計算式は次のとおりです。
推奨取引量=資金×レバレッジ÷為替レート(円)
例えば「資金85,000円・レバレッジ1倍・トルコリラ円のレート8.5円」の場合は、
85,000円×1倍÷8.5円=10,000
となり、ちょうど1万通貨が推奨取引量となります。
トレード後のチェック
トルコリラ円やメキシコペソ円などを推奨取引量で買った後は、基本的には保有しておくだけでOKです。
ただし1日に1回は、2国間の金利差を確認しておきましょう。
金利差は常に変動しており、逆転する可能性もあります。
もし金利差が逆転してマイナスになると、スワップポイントを受け取るのではなく、逆に支払わなければなりません。
必ずスワップポイントがプラスになる形で保有しましょう。
「左の通貨の金利が高いなら買い、右の通貨の金利が高いなら売り」のルールを忘れないでくださいね。
低レバレッジ長期スワップ運用の注意点
高金利通貨は為替変動リスクが高い
高金利の新興国通貨は値動きが激しく、時にはスワップポイントを帳消しにするような大きな下落も生じます。
その一例が、2018年8月のトルコショックです。
トルコ在住の米国人牧師の拘束問題をきっかけに、アメリカとの関係悪化が嫌気されたことで、トルコリラが大暴落しました。
暴落前日と比べた際の、米ドルに対する下落率は約20%。
トルコリラ円も22円台後半から15円台まで、7円以上も下落しています。
FXに為替差益とスワップポイントの2種類の収益があるのは、前回も説明したとおりです。
安く買って高く売れば為替差「益」が生じるものの、その逆、つまり高く買って安く売れば為替差「損」が生じます。
スワップポイント目的でトルコリラを買っていた人たちは、この為替差損で大きなダメージを負ってしまったのです。
とはいえ、このような政治的要因による暴落を完全に予測するのは不可能ですよね。
そのため低レバレッジ長期スワップ運用では、複数の通貨ペアへの分散投資をオススメします。
1つの通貨ペアに大きな変動があっても、他の通貨ペアでカバーできれば、スワップ運用を継続できるからです。
適切にリスクを分散すれば、ショック相場も決して怖いものではありません!
一度に大きな利益は狙えない
スワップ運用は毎日コツコツ稼げるのが魅力ではあるものの、一度に大きな利益は狙えないことを覚えておきましょう。
為替差益狙いならガッツリ稼げる良い相場でも、スワップ運用にはあまり影響がありません。
大きく稼いだ人を見るとうらやましくなるのは当然ですが、焦りは禁物です。
そこで高レバレッジトレードに手を出すと、せっかく積み重ねてきた利益を失ってしまうかも……。
為替差益とスワップポイントの違いを理解し、自分のスタイルをしっかり守りましょう。
FX会社によってスワップポイントに差がある
実はFX会社の採用する金利は一定ではなく、インターバンク(金融機関のみ参加できる市場)の影響により日々変動しています。
一方で「スワップ運用にオススメ!」とアピールするため、金利をほぼ固定しているFX会社もあるんです。
つまり通貨間の金利差は、FX会社によってバラバラ。
スワップ運用をするなら、金利差の大きいFX会社を選んだほうが断然お得です!
「何もしなくても毎日利益を得られる」というメリットを最大限に活かすためにも、1日にもらえる利益が少しでも多いFX会社を選びましょう。
そこで明日は、低レバレッジ長期スワップ運用でオススメの口座について配信します。
お得なキャンペーンもあるので、口座開設済みの方もこれから開設する方も、ぜひチェックしてくださいね!