
トレードスタイルも決まったし、早速FXを始めてみたい!でも、FXで安定して利益を出せるってどんな状態なんだろう?
折角トレードスタイルが決まっても、安定して利益を出せる状態がイメージできないと不安ですよね。
今回は、FXで安定して利益が出ている状態とはどんな状態なのか、トレードスタイル別に解説します。
安定して利益を出すために見るべき指標
FXで安定して利益を出すために見るべき指標は3つあります。
①レバレッジ
レバレッジとは預けた資金よりも大きな金額を取引できる仕組みです。
レバレッジが低ければ低いほど、ロスカット(強制損切り)になるまでの値幅が広がります。
ようするに市場の値動きによる影響を受けにくいため、より大きな価格変動に耐えることができるのです。
しかし、レバレッジが低いということは、利用できる証拠金に対して、実際に取引するロット数(取引量)が少ない、ということでもあります。
その結果、市場の価格が上昇したときに得られる利益も少なくなってしまうのです。
反対に、レバレッジが高い場合、少ない資金で大きな利益を狙うことが可能です。
一方で、市場の値動きに影響を受けやすく、大きな損失を被るリスクも上がります。
このようにレバレッジによって意図していないロスカット(強制損切り)にあって総資金の大半を失う確率度合いが異なります。
ロスカットにあっても諦めがつく下がり幅を把握し、予めロスカットラインを認識しておきましょう。
具体的には、デイトレードなら1~7日程度、
スイングトレードなら1~4週間程度、
スワップポイント狙いなら1~12ヶ月程度
この期間内に、最悪の場合、どこまで価格が下がってしまいそうか。
(売りから入る場合は上がってしまいそうか。)
その時にロスカット(強制損切り)にあわずに耐えられそうかを事前に計算し、判断しておくべきです。
計算方法は以下の通りです。
入金額:100,000円
通貨ペア:米ドル/円
売買区分:買い
取引数量:10,000通貨(ドル)
取引レート:150円
必要証拠金=60,000円
取引数量10,000通貨×取引レート150円÷レバレッジ25倍
余剰資金=40,000円
入金額100,000円 – 必要証拠金60,000円
耐えられる値幅=4円
余剰資金40,000円÷取引数量10,000通貨
耐えられるレート=146円
※これ以上下がるとロスカット(強制損切り)が実行されます。
上記の場合、デイトレード派なら問題なさそうですが、スイングトレード以上の中長期タイプの人では厳しそうですよね。
上記の例に続けて、取引数量を半分にするとどうでしょか。
通貨ペア:米ドル/円
売買区分:買い
取引数量:5,000通貨(ドル)
取引レート:150円
必要証拠金=30,000円
取引数量5,000通貨×取引レート150円÷レバレッジ25倍
余剰資金=70,000円
入金額100,000円 – 必要証拠金30,000円
耐えられる値幅=7円
余剰資金40,000円÷取引数量10,000通貨
耐えられるレート=143円
※これ以上下がるとロスカット(強制損切り)が実行されます。
だいぶ余裕が出てきて、1〜4週間程度のスイングトレードタイプでも現実的になりましたね。
通貨ペア別スワップポイントシュミレーター▶このような計算を毎回毎回するのは大変!という方には、必要な情報を入力するだけで自動で計算してくれるFX専用電卓アプリがおすすめです。
トレード効率も上がるので、ぜひチェックしてみてください。

②リスクリワードレシオ(RRR)
リスクリワードレシオとは「勝ちトレードの平均利益」と「負けトレードの平均損失」の比率です。
平均勝ち利益10,000円に対し、
平均負け損失20,000円なら
リスクリワードレシオは0.5
上記の場合、勝率が55%程度と勝ち越していても、重要なFXでの収支はマイナスになってしまいます。
そのため、勝率とリスクリワードレシオのバランスが非常に重要です。
反対に損小利大という格言の通り、
平均勝ち利益20,000円でも
平均負け損失10,000円なら
リスクリワードレシオは2.0
となり、勝率が45%程度でも収支はプラスになります。
初心者が陥りやすい罠
・勝率ばかり重視しすぎてしまい、「少し利益が出ただけで決済」してしまう。
・「大きな損失がでるまで損切り決済」できない・・
このやり方では勝率は50%超えているにも関わらず、収支は大きくマイナスになってしまうこともあるので注意しましょう。
③勝率
勝率とは、取引をして利益が出る割合のことです。
例えば、10回取引して、そのうち6回利益が出たら、勝率は60%となります。
つまり、10回中6回は勝ったということです。
ただし、FXは単に勝率が高いだけでは、全体として利益が出ているとは限りません。
なぜなら、たくさん勝っても、一度の大きな損失でそれまでの利益を全て失うことがあるからです。
例えば、10回取引して9回は小さな利益が出たけれど、1回だけで大きな損失が出てしまった場合、全体としては損失になってしまうこともあります。
そのため、FXで安定して利益を出すためには、リスクリワードレシオ(RRR)と勝率のバランスが非常に重要です。
では、重要な指標がわかったところで、いよいよトレードスタイル毎に目指すべき状態を具体的に見ていきましょう。
安定して利益を出すための目標
①デイトレード
損失率(一回取引の残高損失):5% ~ 10%
RRR1.5の場合 勝率45%以上
RRR1.0の場合 勝率55%以上
デイトレードは、短期間の価格変動を利用するため、予想と反対に市場が動いた場合、すぐに損失が発生する可能性があります。
そのため、損失率は小さい(5%~10%)に設定するのがおすすめです。
リスクリワードレシオ(RRR)と勝率のバランスは上記2パターンのどちらかを目指しましょう。
RRR1.5は、リスクに対して利益が1.5倍の状態のため、勝率が45%以上であれば全体として利益が出ます。
一方、RRRが1.0は、リスクと利益が同額なので、勝率が55%以上あれば全体として利益を出すことが可能です。
②スイングトレード
RRR1.8の場合 勝率45%以上
RRR1.2の場合 勝率55%以上
スイングトレードは数日から数週間の取引のため、長期的な市場の動きへの対応が必要です。
例えば、ちょっとしたニュースやイベントがすぐに市場に変化をもたらすことは少ないですが、長期間には大きな影響を与える可能性もあります。
このような市場の大きな動きに対応するためにも、損失率はデイトレードよりも大きく設定するようにしましょう。
損失率が大きい(10%〜20%)ということは、同時に一度の取引で大きな利益を狙う必要があるということでもあります。
そのため、デイトレードよりも高いRRRを設定し、取引におけるリスクに対して十分な利益を確保することも大切です。
③スワップポイント取引
スワップポイント取引の構成要素と資金計画
スワップポイントの取引の利益は主に2つの要素から成り立っています。
1つ目は「累計スワップ」、2つ目は「為替損益」です。
「累計スワップ」とは、取引している通貨ペアの金利差によって毎日付与されるスワップポイントのことです。
ドル円1万通貨(必要証拠金5万円前後)取引時に毎日100~200円ぐらい得られる。
なので年間365日×200円=73,000円
異なる金利の通貨を交換することで、高金利通貨を保有している間に得られる金利収入がどんどん溜まっていきます。
この累積された金利収入が「累計スワップ」です。
「為替損益」とは、通貨の買い時と売り時の為替レートの差から生じる損益のことです。
例えば、通貨を安く買って高く売れば利益が出ますが、逆に高く買って安く売ると損失が出ます。
スワップポイント取引は、この2つの要素を合わせた合計の収益がプラスになるかマイナスになるかで、取引の結果が決まります。
そのため、スワップポイントで得た金利収入と、為替レートの変動による損益を合算して、全体の利益や損失を判断することが重要です。
また、この手法は長期間にわたる取引のため、通貨の価値がどのように変化するかを長期的に把握する必要があります。
たとえば、高金利の通貨を保持している間に金利収益が得られていても、その通貨の価値が下落することで、実際には総合的に損失(為替差損)を被ることもあります。
事前に2年から10年のチャートを確認し、通貨ペアがどのような価格変動をしてきたか、将来的にどのような傾向になるかを予想しておくことが重要です。
資金計画
スワップポイント取引は長期間の取引です。
出金しないことが前提のため、資金は年間単位でホールドできる金額を用意しましょう。
FX会社の選び方
スワップポイントはFX会社毎に異なります。
ホントはもっと多くスワップポイントをもらえたはずなのに・・・。
と後悔しないためにもスワップポイントが平均的に高いFX会社を選ぶことが大切です。
【スワップポイント比較表】 ※全て1万通貨買った場合:2023/12更新 | |||
---|---|---|---|
FX口座名(FX会社名) | ドル円 | ユーロ円 | トルコリラ円 |
GMOクリック証券 | 222 | 180 | 28 |
GMO外貨 | 215 | 177 | 26 |
LIGHT FX (トレイダーズ証券) | 230 | 180 | 30 |
外為どっとコム | 210 | 193 | 26 |
SBI FXトレード | 222 | 188 | 25 |
DMM FX | 223 | 182 | — |
マネーパートナーズFX | 163 | 171 | 10 |
通貨ペアの選び方
スワップポイント取引ではどの通貨ペアを選ぶかも重要です。
どの通貨ペアがお得なの?
そんな方のために特別に通貨ペア別スワップポイントシュミレーターをご用意しました!
シートの青文字部分にロット数と、資金を入力するだけで1年間でもらえるスワップポイントを算出できます。
自分が買いたい通貨ペアがどれくらいお得なのか、ぜひシュミレーションしてみてください。
通貨ペア別スワップポイントシュミレーター▶