FXは為替差益とスワップポイント2つの方法で利益をゲットできます
まずスワップ運用では、トレード期間として最低でも半年から~1年以上の長期を想定することになります。
具体的な例を挙げてみましょう。
トルコリラを1万通貨持っていると、58円のスワップポイントが貰えます。
トルコリラ/円のレート19円、レバレッジ25倍で1万通貨保有していた場合、必要な証拠金は7,600円です。
= 7,600円(必要証拠金)
1年間のスワップポイントは、単純計算で58円×365日で21,170円となります。
年利で考えると、なんと270%!
これは、25倍のレバレッジを使った場合ですので、通常の外貨預金よりもリスクの有るやり方ですが、FXの醍醐味でもあります。
当然、為替差益を無視できるわけではないので、この素晴らしい年利でも買った通貨ペアのレートが大きく下がればトータルで損失になることも考えられます。
しかしある程度の長期トレンドをチャート上でも確認した上でトレードを始め、 無理に高いレバレッジではなく1.5倍~5倍程度を目安とし、さらに余裕ある証拠金の入金をすればFX運用の中でも比較的安定して利益を積み立てていけるモデルとなります。
また、当初は2年間くらいは運用してみようとスワップ運用モデルで初めてみたが、国際情勢の急変により思ったよりも為替差益だけで利益が見込めそうな場合に、 半分だけ決済して利益を確定してしまうなど、その後の柔軟なトレードができるのも大変魅力です
長期的なトレンドの中で適切なタイミングさえ選べば初心者でも比較的簡単に利益を上げることができる方法でもあります。
もちろん損出がでるリスクもあります。
またスワップ運用での投資スタイルのポイントは、中期~超長期の取引になるので、売買手数料やサーバー強度、約定力などデイトレ派では重要な項目もあまり重要ではありません。
単純に下記のような3ポイントで十分でしょう!
スワップポイントの有利さ
スワップポイントは各社により若干の差があります、長い期間積み立てていくものなので、少しでも有利な業者を選定するにこしたことがありません!
1,000通貨から取引可能か?
1,000通貨から取引可能かというのは、意外と重要なポイントで、積み立てていったスワップポイントを利用して更にポジションを買い増したり、低いレバレッジ、証拠金入金によりロスカットの危険はないものの、思ったよりも通貨ペアのレートが下がってしまった場合に、買い増すことで将来的にスワップポイントだけでなく為替差益も狙っていくことも考えやすくなるからです。
FX業者自体の信頼性
長期運用になる投資スタイルのため、その間にそもそものFX業者にもしものことがあっては面倒なことになります。
今どきのFX業者では投資金額が消滅してしまうようなことはほぼないですが、業者の業績が悪いために廃業に追い込まれてしまうと、一定の期日以内に所持している通貨ペアのポジションを全て決済する必要がでてくるため、長期スワップ運用中にはとても煩わしい引っ越し作業をしなくてはいけなくなります・・・。
なので運営実績も良く、信頼に耐えうる財務体質として自己資本比率が300%以上のところを選びましょう。
一応、FX業者の自己資本規制比率についてもまとめておくと、以下の通りです。
- 140%を下回ると金融庁にその旨を届けなければならない。
- 120%を下回ると新たな口座開設を受け付けられなくなる。
- 100%を下回ると3ヶ月以下の営業停止処分か、登録取り消し処分を受ける。
デイトレ派ほど見るべきポイントは少ないとはいえ、スワップ運用に向いてるFX業者選びも重要です!