さて、先日8週間連続でガソリンの値上がりのニュースが流れました。
(朝日新聞 https://www.asahi.com/articles/ASLBS53Y2LBSULFA021.html)
が、先日11月1日の、なぜか下がり始めました。
米国の対イラン制裁直前になぜ、下がったのでしょうか?
そもそもなぜ、値上がりしてたのか
原油産出国の1つ、イランに対し、11月4日からアメリカが経済制裁を再び発動するとしております。
それと同時に日本を含む各国に、イランとの原油取引の停止を求めています。
そのため、世界的に原油の供給がひっ迫するとの懸念が高まり、価格が上昇しているのが原因です。
なぜ急に下がったの?
イランからの供給が減ることにより、ロシア、サウジアラビア、米国で緊急時の緩和策として対応するはずだった。
が、ロイターが今週31日公表した調査によると、石油輸出国機構(OPEC)の10月の産油量は前月から日量39万バレル増の3331万バレルで、蓋を上げてみれば原油の産油量は、2016年12月以来の高水準となっていた。
(ロイター https://jp.reuters.com/article/global-oil-futures-idJPKCN1N704Z)
為替への影響は?
一般的には
・米ドル高は原油の落下原因となり、米ドル安は原油の上昇要因である。
・原油安は米ドル高要因となり、原油高は米ドル安の要因である。
円への影響
日本の場合、原油価格が落ちれば落ちるほど、貿易関連の収支がよくなる傾向にあります。
日本が貿易黒字になればなるほど、海外は日本に支払うために、自国通貨でまずドルを買って、そのドルを売って円を買います。
ということは必然的に、「ドルを売って、円を買っている」状態が作られるわけです。
逆に貿易赤字に転落した時は逆パターンになる可能性が高いです。
まとめ
いろんな指標があるうちの一つ、原油価格と為替の関係を解説してみました。
実は豪ドル/原油価格も比較的予想しやすいものと言われているのでまた、いつか解説したいと思います。
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