証拠金について

「始めたいけど証拠金ってどのくらい用意した方がいいの?」
「いくらからなら取引できるの?」

といった疑問がある方も多いと思います。

そこで今回は、

 

必要証拠金がなぜ必要なのか
いくらから取引することが出来るのか
最初に証拠金はいくらぐらい入れておいた方がいいのか

 

を中心にFXにおける証拠金についてまとめます。

 

FXにはなぜ証拠金が必要?

 

おさらいになりますが、FXとは「外国為替を取引の対象にした証拠金取引」のことを指します。ここでは分かりやすくするために外国為替取引と証拠金取引に分けて考えてみようと思います。

 

① 外国為替取引とは

2種類の通貨を売買する取引のことを指します。

日本円と米ドル等を主にインターネット上で売買することになります。

銀行で日本円を他国の通貨に両替することをイメージするのがわかりやすいかと思います。

 

②証拠金取引とは

自分の資金を担保にすることで預けたお金以上の取引をすることを指します。
FXにおいては、FX口座に入れた資金が証拠金になります。

つまりFXとは、

1.自分の資金を担保にして
2.外国為替の価格の変動を利用した
3.証拠金取引を行うこと

 

を意味しています。

FXの取引では差金決済という方法になっているので、取引ごとにお金の受け渡しを行うといったことはなく、取引で生まれた差額のみを決済している仕組みになっています。

 

ですので、差額分の損失で証拠金の金額を上回らない限り取引が続行できる仕組みになっているのです。

 

いくらから取引できるのか

 

証拠金がいくらあれば取引出来るのか、についてカンタンに計算してみましょう。

 

取引金額 = レバレッジ × 投資金額

 

の式を基に考えてみましょう。

 

例えば、手持ち10万円・レバレッジ25倍で取引する場合には
10(万円) × 25(倍) = 250(万円)
を持って取引していたのと同じ金額として取引する事が出来ます。

 

lot 数の計算方法

 

証拠金に対して持つことが出来るlot数の計算をします。

10,000通貨で取引するかの場合に自分はいくつlot数を持てるのかを計算するには

 

1lotの証拠金 = 現在のレート × 取引単位 ÷ レバレッジ

 

の計算式になります。

 

そこで、1ドル100円、1万通貨でレバレッジ25倍で取引した場合の証拠金は
100(円) × 10,000(通貨) ÷ 25(倍) = 40,000(円) になります。

 

つまり、lot数は

 

取引可能lot数 = 口座資金 ÷ 必要証拠金

 

ということになります。

自分の取引できるlot数を把握した上で取引しましょう!

いくらから取引できるのか?

 

主流なのは1,000通貨(ドル円だと5,000円程)が国内口座だと多い様に感じます。

一番低い取引証拠金は1通貨(ドル円だと5円程)があれば取引可能な口座もあります。

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なので、上記の「いくらから出来るの?」と聞かれた際には
「5円から出来ますよ!」といった回答になります。

ですが、あまりにも証拠金の残高が少なくなるとロスカット(=強制決済) をされてしまい、今持っているポジションを決済しなくてはならなくなります。

 

それを避けるために、証拠金を多く維持しながらリスクを抑えて取引をする必要があります。

目安としては300%程あればある程度リスクを抑えて取引が出来るかと思います。

 

1,000通貨の場合
5,000円 × 300% = 15,000円10,000通貨の場合
50,000円 × 300% = 150,000円

ほどあれば1lotを持つときにリスク管理が十分かと思います。

慣れるまでは大きなlot数で取引しないように心掛けながら、出来るだけロスカットされるのを避けて取引できるようにしてくださいね!

 

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