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スワップポイントってどうやって決まるの?
スワップポイントは、通貨ペア(2国間の通貨)間の政策金利の差によって決定します。
例えば、米ドル・円の通貨ペアならアメリカと日本の政策金利の差という事になります。
政策金利は、各国の中央銀行の金融政策によって決められ、景気が良い場合には高く設定され、景気が悪い場合には低く設定されるものです。
米ドルの政策金利が3.0%、日本の政策金利が0.5%だとした時はレートが95円の場合のスワップを計算してみましょう。
スワップポイントは通常1万通貨を1日保有した時の値になります。
米ドルを1万通貨を保有した場合で考えてみましょう。
米ドル/円を95円で1万通貨買って保有すると95万円分の米ドルを保有した事になります。
ここで先ほど説明した、アメリカと日本の政策金利の差2.5%を適用させると年間で2.5%のスワップポイントがつくという事になります。
米ドル950,000円×政策金利2.5%=23,750円
この条件の場合、年間で23,750円のポイントを得る事ができます。
これを1日あたりの金額にしたものがスワップポイントで得られる額になりますので、365で割るとスワップポイントは65円という事になります。
スワップポイントは、業者ごとに多少異なるので実際に取引をする際は各業者のスワップポイントを参考に計算をしてみましょう。
スワップでマイナスになる時もある!?
上で紹介した例の場合は、米ドルと円の政策金利差があるので円で米ドルを買うとスワップポイントがプラスになります。
しかし、この条件で売りを行うと逆にスワップポイントで損をする事になるのです。
買いを行う時は、政策金利差をもらえるけど逆に売りを行う時は政策金利差を支払わなくてはいけないという事ですね。
スワップポイントでもらえる額 = 売りの時に支払わなくてはいけない額
という事です。
スワップポイントで長期的な儲けを狙うなら、スワップポイントの良い通貨ペアを見つけて買いを行い中長期的にその通貨を保有するという方法もありかもしれません。
※この場合長期保有期間中に買いを行った時よりも通貨自体の価値が下がることも十分に考えられるので注意が必要です。