そもそも老後の資金とは？
近年では健康寿命がのびたこともあり、定年を迎えた後も働き続けるというケースが増えています。
とはいえ一般的には定年退職すると、仕事を辞め老後をゆっくり過ごすということになります。
働いているときには、給与があるため生活資金に困窮するということはあまりありません。しかし退職すると給与はないわけですから、貯金を切り崩したり、年金で生活することになります。
退職した後も日々の生活費に加え、家賃や医療費、趣味・娯楽費等も依然として必要なので、年金だけで生活をするのは困難なケースが数多くあります。
なので老後資金については働いている内から、しっかりと考えておく必要があります。
老後資金はズバリいくら？
「老後に備えて資金を貯めておいたほうが良い」と近年話題になっていますが、具体的にどのくらい必要なのかという指標がなければ、効率的に貯めるのは難しいと言えます。
一般的には老後資金の目安としては2000万～3000万と言われています。
言い換えると、年金以外の収入がなくなった際に、年金だけでまかないきれない分がそれだけあるということです。
ではなぜそれだけの資金が必要なのかという理由について見ていきましょう。
総務省の家計調査報告によると、高齢夫婦の毎月の収入(年金などの社会保障付)は、一か月におよそ20万です。つまり不足分は月あたり7万円ほどになるので、年間で見ると、7万円×12ヶ月で84万円です。老後期間が20年で1680万円、25年で2100万円となり、これに医療、娯楽費なども含めると2000～3000万円ほど必要と言えます。
ただし現在は定年が65歳まで引き上げられましたし、場合によってはより長く働くこともあります。
無職期間が短くなれば、必要な老後資金は少なくてすむので、2000~3000万円というのはあくまでも目安と言えます。
老後を生き抜くために
これまでの話のように、老後資金は働き方によって必要な金額が変化します。
しかし年金だけでは不安というケースも多く、退職前から何らかの手段で老後資金の形成に取り組む必要があります。
資産形成とは今すぐに目標を達成する必要がなく、長期的な視点を持って臨むものです。
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これを機に口座開設をして、老後資金形成に取り組んでみてはいかがでしょうか？